無とは何もないこと

総てがないのではなく「無」という状態があることずら

八丈島に行ってきた

夏に礼文島利尻島に行ったので秋は八丈島へ。

行きは東海汽船のフェリー橘丸(1万円弱)、帰りはANAのトクたびマイルで片道3000マイルでした。

伊豆諸島は2018年の伊豆大島以来2度目です。

橘丸

22:30に竹芝を出発して翌朝9:00に八丈島に到着するので旅行のスケジュールを非常に立てやすいです。ちなみに八丈島空港に羽田行き17時発の便などあるので日帰り旅行も可能です。

橘丸

出港に合わせて睡眠導入剤を飲んで2等船室で爆睡します。出発時には地上波が映るので金曜ロードショーの『葬送のフリーレン』が映りました。

2等船室(陸の近くでは地上波が見れるが太平洋に出るとBSしか映らない)

5時頃に三宅島・三池港に到着。到着時はまだ暗く、出発時には明るくなっている絶妙な時期でした(訪問日は9/30)。

三宅島

6時前に御蔵島に到着。御蔵島は就航率が低いらしいですが、港に防波堤がないのでさもありなんという印象です。

御蔵島

御蔵島

9時前に東の底土港に入港。八丈富士と三原山でひょうたん型の島であることがよくわかります。山を同時に見るなら船上からがベストでしょう。

海の状況次第では西側の八重根港に入ることもあるそうですが八重根港周辺には商店などがないので底土港で良かったです。

八丈島・底土港

八丈島を巡る

ちょうどスマートモビリティの実証実験が始まった直後の訪問だったのでフル活用することにしました。

hachijo-mobility-tokyo.jp

坂下地域の移動は電動スクーターサービス・シェアロを活用しました(要原付免許)。坂上地域には行かないようにとあります。実際、トルクもバッテリーも足りないですね。アクセルが右手なので意外と疲れます。

料金は200円/15分または2000円/24時間です。2.5時間経った時点で自動的に後者のプランになります。

電動スクーター・シェアロ

八丈島は江戸時代には流刑地とされ多くの罪人が流されたのですが、その第一号が関ヶ原で負けた宇喜多秀家です。ということで宇喜多秀家関連のものがいくつか。

海沿いにある宇喜多秀家の像。岡山城の方向を見ている。

宇喜多秀家の墓。岡山城の石が供えてある。

宇喜多秀家住居跡。秀家が植えたソテツがある

観光案内所の近くにスーパーマーケットがあり、その隣にカフェがありました。そこで島に着いて最初の食事のソフトクリーム。明日葉ミックスにしました。

昼食はくりやという食事処へ。島のものを使った「おまかせ御膳」と島寿司を食しました。いかにも観光客向けの店といった感じでありがたい。

ミルクと明日葉のソフトクリーム(1枚目)と昼食(2,3枚目)

八重根港に近い南原千畳敷にて。ゴツゴツしてて良いですね。滝川みうが好きそうな岩かも。

奥に見えるのは八丈小島。現在は無人島なので上陸するにはチャーター船などが必要です。

南原千畳敷

坂上の温泉へ

ざっと坂下を回ったので坂上の温泉に行きます。ちなみに、三原山と八丈富士の間の低地にある三根(底土港側)と大賀郷(八重根港側)を坂下、三原山方面に登ったところにある樫立・中之郷・末吉を坂上と呼びます。

島の温泉はすべて坂上にあるのでシェアロでは行けません。バスパという2日間バス乗り放題・温泉入り放題のチケットがあるのでそれを買いました。

さて、バスで大賀郷から樫立へ向かっているときに横間道路・大坂トンネルというところを通るのですが、ここからの景色が絶景です。

本当に凄い。巨大な陸橋を下から見ても凄いし風景を見ても良い。西に面しているので帰りには夕日が見られてもう最高でしたね。

横間道路・大坂トンネル展望台

最初の目的地「みはらしの湯」へ。温泉の質も景色も良いのでトリップアドバイザーで日本2位を取るだけはありますね。

みはらしの湯の休憩所から

みはらしの湯はサインも多い

みはらしの湯から海岸に向けて一気に坂を下ると港の近くに洞輪沢温泉があります。坂の途中ではドコモが圏外になりました。

洞輪沢温泉は無料で入ることができます。漁やダイビングの後に入れる感じでしょうかね。

洞輪沢温泉とその道中

とんでもない坂だったので歩いて登りたくないと思って実証実験中のAIデマンドタクシーで次の目的地「裏見ヶ滝」へ。タクシーでは「大坂トンネルは坂下と坂上が物々交換のために『逢ふ坂』だった」といった話を聞きました。

裏見ヶ滝はその名の通り裏から滝を見れます。熱帯ぶった植生になったことのほうが気になるかも。

裏見ヶ滝

裏見ヶ滝へ行く途中に為朝神社石宮という流人の石工が作った石宮があります。とんでもなく急なほとんど崖と言っていい階段の上にあり、降りるときは這いつくばって降りることに。雨のときには滑落の危険があるので絶対に登ってはいけないですね。

為朝神社石宮

裏見ヶ滝の近くには裏見ヶ滝温泉があります。露天で男女混浴なので水着必須です。併設の脱衣所はよくわからない虫がたくさんいました。

裏見ヶ滝温泉

裏見ヶ滝から坂をくだると2つ温泉があります。さらにもう一軒コロナ禍で休業してるので中之郷は温泉密集地帯です。

時間の都合でやすらぎの湯はパスして「足湯きらめき」へ。景色も素晴らしく時間があるなら30分くらい入っていたいところでした。

シェアロで足湯きらめきまで来ていた人がいたけど戻れたのだろうか。

足湯きらめき

島にはもう一軒、樫立に「ふれあいの湯」があり、それは翌日行きました。

ふれあいの湯

海水浴場

足を付ける程度で海水浴はしてないですが海水浴場もいくつか回ってます。

八丈島の海水浴場は海辺を消波ブロックで囲って階段を設置したものが多く、金網の階段からそのまま海に入っていきます。

神湊海水浴場・旧八重根海水浴場

底土海水浴場だけは浜がありますが本土から持ってきたものだとか。

底土海水浴場

晩餐

地酒とか諸々。食べるのに忙しくてあんまり良い写真撮れてなかったですね。

晩飯

さらにそのあと島のスナックで島の人や工事の人(徳島から来てるとのこと)と話してベロベロに泥酔してホテルへ戻りロビーで爆睡。写真がないのでここに書くことはあまりないですが……

ホテルの写真

泊まった宿は「今日も嫌がらせ弁当」という映画のロケ地らしいです。

今日も嫌がらせ弁当

八丈植物公園

八丈植物公園

2日目は植物公園をメインにしました。

植物

植物公園だけど動物の「キョン」もいます。『夏色キセキ』の八丈島回でも登場しています。

植物公園のキョン

ぉゎ

八丈島空港から羽田に帰ります。空港のレストランで明日葉そばを昼食に。保安検査が信じられないくらい混雑していて20分前の期限も全然守られてなかったのですが、出発は定刻通りでした。他の便はないですからね。

八丈島空港と明日葉そば

売店で買ったブッセと明日葉茶でデザートです。明日葉茶は結構クセになる感覚ありますね。

1時間で羽田に着きますがドリンクサービスもありました。

デザート