無とは何もないこと

総てがないのではなく「無」という状態があることずら

機動戦士Gundamジークアクス=乃木坂46説のファクトチェック

どんどん追加されているようで追いきれないので 5ch のレスを https://itest.5ch.net/pug/test/read.cgi/anime/1747280808/3 を対象とする。また、ふーんとなる項目😐と笑える項目🤣で分類する。

🤣 GQuuuuuuX = 46

GQuuuuuuX     → カバラ数秘術のアファベットと数字の対応表を使うと GQuuuuuuX 316666666 → 3+1+6+6+6+6+6+6+6 = 46

初手でMMR!?笑かさないでほしい。

www.designlearn.co.jp

カバラ数秘術ゲマトリアの計算方法という姓名判断だと46を導き出せるとのこと。導き出せたからなんだという話だが。

😐 マチュ → 乃木坂(メンバーの愛称)

松村沙友理の愛称とされているが松村沙友理の愛称といえばYouTubeチャンネル名にもなっているように普通は「さゆりんご」という印象が強い。まあ、これは甘めに見たら元ネタの可能性ありとして良いだろう。名前のお遊びは実際よくある話で、ガンダムネタで著名な名探偵コナンには富野さんや安彦さんもいる。

🤣 ニャアン → 乃木坂(メンバーの愛称)

西野七瀬の愛称「なぁちゃん」が元とされているが、無理があるこじつけ。にゃーちゃんごめんね。

😐 シュウジ・イトウ → 乃木坂(PV制作者の1人と一文字違い)

伊藤衆人 - Wikipedia この人のよう。イトウもシュウジもよくある名前なのでスタッフがたくさんいたら被る人いるでしょう。まあ、これも甘々に見て元ネタの可能性ありとする。

🤣 クランバトル → 乃木坂(番組ネタ)

ヴァイキングライズというスマホゲームと AKB48 がコラボしたときの画像らしい。番組用語でもなければ乃木坂でもない。めちゃくちゃ。

この手のゲームでチームを表す言葉として「クラン」が採用されるのは珍しくないし、どう考えてもゲーム的な流れが元ネタだろう。

https://tsumanne.net/si/data/2025/05/15/9990588/ https://vikingrise-akb48.com/

😐 マブ → 乃木坂(歌)

乃木坂46の全楽曲一覧

こちらのサイトによると乃木坂46は304曲あるとのこと。いくらでも単語を抜き出すことができるだろう。歌詞のこじつけは面白くないから採用しないでほしい。

🤣 ニャアンの部屋の本棚 → 乃木坂(メンバーの本棚)

本件の発祥地。ジオン工科大学や永住権取得といった物語に関係する本以外は西野七瀬の本棚を模しているとのこと。背景に元ネタがあるのはよくあるので、他のアニメでも探してみると良い。個人的にはアクエリオンロゴスぎゃる☆がんが出てるのとか好き。

😐 バイクのナンバー → 乃木坂(メンバーの誕生日)

こういう何番でもいいやつは遊ぶ対象になりがち。背景ネタは「ジークアクスに隠された乃木坂ネタ集」という記事にまとめる価値はあるだろうが、独立した項目として挙げられてもうんざりするので以降は低評価とする。

紙袋の絵 → 乃木坂(番組コーナー)

よくわからなかった

😐 沈黙の金曜日 → 乃木坂(ラジオ)

乃木坂メンバーとアルコ&ピースのラジオが『沈黙の金曜日』である。ホワイトボードの落書きなのでこれは本当にそういうお遊びなのだろう。

背景ネタは本筋と何の関係もないので好きにできるのでなんでもありがち。『フレッシュプリキュア!』で「ミクミクにしてやんよ」と背景に描かれていたものが著名。

😐 コインランドリー → 乃木坂(CDジャケット)

シンクロニシティ Type-Bのジャケット写真だろう。

乃木坂は何十枚もCD出してるので積集合を求めるような話は面白くない。

www.sonymusic.co.jp

😐 餃子を作る → 乃木坂(番組コーナー)

乃木坂工事中に餃子を作る回がある。

餃子を作ったことがあるので私も乃木坂46とさせていただきます。

😐 シャロンの薔薇 → 乃木坂(結成日の花言葉

乃木坂46のデビュー日である2月22日の誕生花である「ムクゲ」を英語にするとrose of sharonである。同時に旧約聖書のひとつ「雅歌」にも「シャロンのばら」という表現がある。

雅歌 2 | 新共同訳 聖書 | YouVersion

こういうところでダブルミーニングできたら気持ち良いから狙ってるかもとは思うが聖書から引用しているのが主題だろう。

😐 進路希望「クラゲ」 → 乃木坂(歌詞及びマチュと同じ元ネタのメンバーの衣装)

乃木坂の楽曲『あと7曲』に「行き先 決めずにただクラゲのように生きる」という歌詞がある。

歌詞ネタを持ってくるやつセンスないんだよ。『海月姫』や『夜のクラゲは泳げない』なども見たほうが良いですよ。

🤣🤣🤣 ラーメンズルズル → 乃木坂(食べ方が汚いメンバーがいる)

めちゃくちゃ面白い。作画オタクがゲラゲラする以外にも食事シーンでゲラゲラする方法ってあったのかという感動があった。誰が汚いとかいうのはあまり調べる必要性を感じなかったので調べていません。

🤣 りんごネタ関連 → 乃木坂(マチュと同じ元ネタのメンバーの愛称)

上記のとおり「さゆりんご」。これは元ネタでも良いかもと思える。お遊びとしてありがちなのってこのレベルよな。

😐 背景の「ポム」 → 櫻坂(メンバーの飼い犬)

沈黙の金曜日のところと同じホワイトボードなので全く同じ。

😐 スガイ → 櫻坂元キャプテン

書いてあるとおり乃木坂ではなく櫻坂46(旧欅坂46)の初代キャプテン菅井友香のこと。なんで櫻坂46から持ってくる必要があるのか。乃木坂だけでのべ人数は90人なのに他のグループまで持ってきたら名字のストックも増えるんだからいくらでも好きにできる。

🤣🤣 エグザベ・オリベ → 乃木坂の振付師

乃木坂46楽曲 振付師/コレオグラファー 一覧(楽曲発売順・通し番号付き) | Nogizaka46.net

振付師に織部さんとかいるのかなと思って調べたらそんな人はいなくて驚愕。無から情報を作り出すのが一番凄い。

🤣🤣🤣🤣🤣 ガンダム46周年 → 乃木坂46

46周年はジークアクスなくてもやってくるんですよ!!!!!!!!!

🤣🤣🤣🤣🤣 ガンダム・クアックス → 乃木坂クアックス

https://futabaforest.net/b/res/1319038778.htm

「乃木坂クアックス」というフレーズは、乃木坂46とFrom AQUAのコラボレーションに関するもので、2016年に展開されたキャンペーンで使われたものです。 From AQUAは、飲料メーカーのサントリーが販売する水ブランドです。このキャンペーンは、乃木坂46の活動の一環として、ファンに対してFrom AQUAの認知度を高めることを目的としていました。

"乃木坂クアックス"で検索しても本件に関するふたばの怪文書しかヒットしなかった。一番クリティカルっぽいやつが一番怪文書なのは流石に面白すぎる。

😐 マチュの割れたスマホ → 乃木坂(歌のタイトル)

欅坂46の 割れたスマホ だろうか。乃木坂ではないし、スマホが割れてるモチーフなどありふれている。ただでさえセンスないのにグループまでルール無視とかやる気ないやつはイラつくんだよ。

😐 マチュのスマホの色、EDのマチュのネイルの色 → 乃木坂(マチュと同じメンバーのペンライトのカラー)

赤モチーフなんですね。

😐 菓子を持ってきたアンキーの水着 → 乃木坂(小坂菜緒)

小坂菜緒 は乃木坂ではなく日向坂である。

検索してもヒットしなくてどの写真のことを言ってるのかわからなかった。水着というか衣装に元ネタあるのは著作権的な方で炎上しがちだが(e.g. 東京BABYLON)。衣装というかトレースだと著作権の問題がある。衣装だけなら問題ない(服そのものには通常著作権は認められない。)

最後に

アニメを見てない人はこういうお遊びが紛れがちなことを知らないから世界の真実に気付いてしまったかのように大騒ぎしてしまうのだろう。他のアニメのお遊びも気付けるようになると楽しいですよ。

Googleマップでラベルを非表示にする方法

Googleマップにおいてマップを保存する機能があります。旅行の計画を立てたりするのに便利なのですが、ずっとマップに表示されてしまうのはちょっと邪魔ですので普段は非表示にしたいこともあるかと思います。

PCだと左上のハンバーガーボタンを押すと「保存済み」というのがあります。

ここで「地図に表示しない」を選ぶと表示の切り替えが可能です。

なぜ『ガールズバンドクライ』後半にガッカリしたのか(ダイヤモンドダストの扱いについてと仁菜と桃香について)

nes-2-dolphin.hatenablog.com

この前10話についてブログ書いたけれども10話はわりと異色回なので、それ以外の回になんでガッカリしたのかを記事にまとめておく。

序盤の仁菜と桃香

序盤は本当に文句なしに最高に好きなアニメだった。暴れん坊の仁菜はもちろん良いのだが、桃香の冷めるか冷めないかのバランスが仁菜のスタンスとうまく噛み合ってたと思う。

掴みとして良かったのが今のダイダスについてどう思ってるか仁菜に聞かれるところ。「別にどうも思ってない。売れてくれればいい」と返すわりに全然良くなさそうなところも含めて心の機敏が非常に良かった。

自分としてはダイヤモンドダストが作中で人気だろうがコケようが全くどうでも良い、いわゆるマクガフィンに近い扱いだと思ってた。だからダイダスに対しては同様に冷めた桃香のスタンスがかなり感情移入しやすく見れた。桃香旭川に帰るのをやめたのは仁菜とバンドをやりたくなったからなのでダイダスに対する主張とは全然別軸に存在しているし、共感できるのは桃香の方だ。

少なくともダイヤモンドダストをモチベーションにしているのは仁菜というキャラクターであって物語の駆動としてはそうではなかった。だから物語における仁菜の役割はすばるのバンド活動カミングアウトを辞めさせたりガールズのノリ嫌いマンに小指を立てたりと多岐にわたっていた。特に5話は前半で唯一ダイダス関連の話題で物語が回っているのだが桃香が仁菜とぶつかりあったりすばるがウーロン茶をかけられたりすることそのものが面白いのであって、ダイダスはあくまで仮想敵にすぎず物語の軸は新川崎(仮)の活動にしか存在していなかった。

どうでもよかったはずのダイヤモンドダスト

その構図が8話で一気にひっくり返された。後半は「ダイダスに勝って正しかったと証明する!」というのが物語の軸になってしまい、仮想敵ではなく明確に物語上のライバルと定義されてしまう。フェスではダイダスに勝つかとか対バンライブで集客勝負だとか。

どうでもいい存在であるところのダイダスに対しての怒りは大して共感もできなかったし、2days対バン(対バンというよりワンマンのセット売りだろう)という負けるのが明らかな勝負をわざわざやって「自分たちの音楽を貫く!」みたいな展開も非常に残念。勝負そのものより自分たちのやりたいことをやる という構図は同スタッフの『ラブライブ!サンシャイン!!』が非常に美しく描いてきたのだが、ガルクラのそれは「勝負そのものよりも」が目的化してはいなかっただろうか。

勝負そのものより大事なことがあるのは負けるのがわかりきった負けるための勝負をすることではないと思う。いや、負けるための勝負でも最悪そこはいい。2days対バンなどという対バンらしさのない勝負が物語の都合という感じで非常に悪印象だった。作中のキャラクターが負けるのがわかりきった勝負を挑むのは必ずしも問題ではない。しかし、負けるのがわかりきった非現実的な勝負を物語の方が用意するのはあまりにもご都合主義に思えてしまう。

そういう流れへの不満から「最終話はダイダス主人公にして対バンライブをすべてぶっ壊してしまってくれ」*1などと言っていたが、そうなっていたらダイダスの存在そのものが痺れるものとなっていただろう。褒められたものではないかもしれないが、そのくらいめちゃくちゃやらないならダイダスを物語の表舞台に出さないでほしかった。ダイダスピンクことヒナ以外のキャラは名前すら覚えられないくらいどうでもいい存在だったのが最終話で暴れ始めたら異様なカタルシスが発生するだろう。ダイダスのキャラグッズが出たりする商品展開の噛み合わなさもまとめて解決できる。

井芹仁菜のキャラ造形

後半は仁菜が丸くなった」といった感想を見かけたりもしたが、仁菜が丸くなったのではなくダイダスを敵視することに物語の軸が移行してしまったのが原因だろう。前半は世の中の有象無象とぶつかった仁菜だったが、後半の仁菜は父親(10話)とダイダスとの勝負しか見ないようになったのが腑抜けたように見えたのではないか。家族とのわだかまりは10話でまるごと描いたのに比べると、ダイダスへの怒りが物語上の力を伴っていない。ヒナ(ダイダスピンク)がボーカルなのがムカつくとか曲の改変がムカつくといった仁菜の私怨によるダイダスへの怒りに共感できないのである。仁菜に共感できないことそのものが問題なのではない。物語が仁菜に寄り添ってしまっていることに自分は食い違いを感じている。つまり、物語がもっと仁菜を突き放していた方が「間違ってない!」と言い続けることへの意味が生まれていたのではないだろうかということだ。

主人公が間違っていないと主張する作品だと『霊剣山 叡智への資格』が思い浮かぶ。主人公の王陸は悪徳宗教に騙された民衆を救うために自分が新興宗教を作って信者を引き入れ戦力にする(そして命を落とす信者も多くいる)というめちゃくちゃなことをやるのだが、そのことを悔いているかを幻術で責められて「俺は正しい!俺が正しい!俺は間違っていない!」と言い切って耐えようとする。全く共感できないめちゃくちゃな主人公なのだが、物語が正当性を主張してこないことで間違っていないと主張する意志の強さの表れのように思えた。

一方でガルクラの「間違ってない!」はどうだろう。言葉とは裏腹に自分の正しさに自信の持てない仁菜を物語が慰めているような印象だった。最終話で智が「ヒナの方が正しい」と言ってきたのが取ってつけたように思えてしまう。「仁菜かわいそう😢」みたいになる物語ではなく「客観的に見たら仁菜が9割悪くないか?」くらいの方が自分を貫く物語としては筋が通ったのではないかとも思うし、そうでなければ前半のような共感ベースのトゲを出していたほうが妥当だったろうと思う。「#炎上覚悟で嫌いなものを言う」とか言いながら普通に嫌われてるものを挙げてるようなダサさを感じてしまった。

後半の仁菜と桃香

8話までは過去と現在への鬱憤の仁菜とネガティブな未来志向の桃香というような印象を受けていた。そういうこともあり7話で予備校辞める宣言した仁菜に8話でバチバチに揉めるのかなと思っていたのだが、桃香が辞めるかどうかを軸に話が進んで「????????」となってしまった。初見時は予備校辞めるとかダイダスに啖呵を切るとかに文句を言ってたが冷静に考えるとそこが本質ではなさそう。本当に納得いっていないのは仁菜が過去に向き合えと一方的に言うだけの展開だったのが納得いっていないのだ。

8話で仁菜が桃香にぶつけたのが未来志向でダイダスに啖呵を切る桃香は過去の精算で逆転しているので物語の転換点としては対比になっているところではある。しかし、過去の精算をダイダスにされてもしょうがないのではないか。桃香が自分の後悔を抱えるだけ抱えて仁菜にぶつけていないのにダイダスにはぶつけているところが5話での関係と大きく違って残念に思っている。物語の扱いとして、仁菜とダイダスなんて比べ物にならないので仁菜にぶつけてくれないと浮かばれない。

そして、ここでダイダスと向き合うことを選んでしまったがためにダイダスとの対バンなどといった どうでもいい 展開に収束してしまうのが振り返ってみると大きなターニングポイントとなってしまった印象である。

2024年春クールの話とか

残念ながら「前半の単発回はバラエティ豊かで魅力的だったけど終盤の軸はつまらなかったな」となることはよくあることだ。これは2024年春クールでほかに例が思い浮かばなかったが『ウルトラマンデッカー』とかそうだと思っている。とはいえ物語の在り方そのものがある回を境に変容してしまうのは悪いことではない。ガルクラと同クールの『ハイスピードエトワール』は「序盤は全然面白くなかったけど終盤はめちゃくちゃ良かった!」となったし、『転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます』は「前半も楽しめたけど後半で突然ワンピースと化してかなり面白かった」となったりもした。

自分が物語の変容についていけなかっただけなのであり、『ガールズバンドクライ』だって売れてくれればいいだろう。

*1:『MyGO!!!!!』最終話が突然Ave mujicaに乗っ取られたことに掛けている。

『ガールズバンドクライ』10話の熊本弁描写が作中の展開と噛み合いすぎている

2話の酷すぎる熊本弁

ガールズバンドクライ10話の予告で熊本回であると示されたときに思い浮かべたことはただ一つ。2話で披露された凄い棒読みの熊本弁だ

高校を中退ってことはそれだけ将来の選択肢が狭まるってことばい。なりたいものができてから後悔しても遅かとぞ。

熊本弁が下手なのか演技が下手なのか区別がつかないレベルで棒読みに聞こえた。「演技はできるが熊本弁ができない人の熊本弁演技」「熊本弁はネイティブだが演技はできない人の精一杯の演技」はほぼ近似していくのかもしれない。

ハッキリ言って聞くに耐えないレベルの演技だった。こんな酷い演技で真面目な話をされても真面目に受け取るのはムリなのである。キャスト は長野県出身とのことなので方言指導がなしで熊本弁を演じるというのも難しい話だ。「ネイティブスピーカーを起用する」「方言指導をつける」のどちらかであるべきだっただろう。

ちなみに、より自然な熊本弁にするなら「狭まって」の「る」とか「遅かぞ」の「と」は促音便になって「狭まってことばい」「遅かっぞ」となる。また、熊本弁のオ母音は潰れがちなので「遅かっぞ」は「おすかっぞ」くらいの気持ちで発音するほうが自然だろう。

こちらの記事 でも紹介されているように熊本弁では促音便が多用されるのが博多弁との明確な違いなのでこれを使えていると非常に熊本弁らしさが表現できる。熊本名物「いきなり団子」は熊本弁だと「いきなっだご」である。博多弁でよく取り扱われる「好いとうよ」は熊本弁に変換するなら「好いとっとよ」になるだろね。

井芹父(井芹宗男)を標準語にする英断(10話)

10話で井芹父が家の前で待ち構えてひとこと。

仁菜……

さすがにここで熊本弁は出ない。緊張感を保って見ることになる。

そして熊本の実家の前で再登場。

仁菜……、探したぞ。

あれ、熊本弁ではない?まあ、「探したぞ」だけだからな。

となってからのBパート。長台詞でも一切熊本弁を話さない。家でも高校でも一切熊本弁を話さないのだ。標準語になっているからかごく自然な演技になっている。2話の棒読み熊本弁だったら一切説得力の感じられない話になっていただろうが、これなら真面目な話として成立している。

1クールアニメの2話で方言を話していたキャラが10話の再登場時に一切話さなくなるなんてのは普通ではないだろう。週刊連載の漫画なら初登場から数週後にキャラ付けが変わるというのもありがちだが、1クールアニメなら全体の構成も考えられているのでそんなことはほぼ起きえない。「2話で熊本弁だったのだから10話でもそうすべきだろう」としてしまうのが普通だ。

2話の完パケで熊本弁が浮いているから変更されたのか10話の収録中に違和感が大きすぎるから変更されたのかはわからないが、いずれにしてもあの演技では成立しないと判断されたのだろう。大英断である。そして、この判断が10話の内容にも絶妙なリンクをしていた。いじめに向き合わなかった贖罪を見せるような父親の姿と重なってるように思えた。もちろん綺麗な熊本弁を話せるならそれに越したことはない。だが、綺麗な熊本弁を話すのは無理だという環境で「棒読み熊本弁を採用した」過去を振り切ってまで「標準語で話すキャラということにする」として向き合う姿勢にはある種のリスペクトを送りたい。

酒井監督が熊本出身*1なのにどうしてこうも熊本描写が粗いのかと言い続けていたがきちんとわかっていたのだと感じられたのが10話で描かれた内容と重なった気持ちよさもあった。熊本弁(あるいは肥筑方言)がわからない人にとっては熊本弁の方が仁菜の地元での出来事との向き合いとしては飲み込みやすいだろう。それでも分かる人には受け入れられないほど酷い熊本弁でやるくらいなら標準語でやるという誠実な判断は不器用にも仁菜と向き合った姿とほぼ同じように思えた。

10話の熊本描写

書きたいことは終えたのだがせっかくなので10話の熊本描写について書き連ねる。

新幹線移動

1話のときから言い続けているが東京-熊本を新幹線で移動するのは非常に辛い。博多まで5時間座りっぱなしで乗り換えるときにまだ終わらん……という絶望に飲まれるので仁菜のように「着いちゃった……」にはならんでしょう。

普通は熊本-東京は飛行機で移動するし、特に25歳以下ならJALANAも格安(新幹線より数千円安い)の当日券などもある。熊本の高校だと高1の修学旅行で東京から飛行機に乗るのが王道。寄り道なしで6時間移動はかなりしんどいので聖地巡礼者は一度やってみてほしい。もう一度やろうと思う人は乗り鉄の才能がある。

ところで、飛行機移動しないのはJR東海とコラボしてるという商業的理由が大きいのではないかと思っている。

recommend.jr-central.co.jp

10話の下りでは在来線ホームで豊肥本線に乗り換えているし、1話も10話も東海道新幹線を東京まで乗っているところが描かれている。九州新幹線は外観も内装も一切描写されず、東海道新幹線は何度も描かれている。

羽田空港から京急の乗り間違いするのも自然だし本来的には飛行機だよなとずっと思っている。

竜田口駅

豊肥本線だ。熊本空港から熊本市中心部(市内と呼ばれる)へバスで移動すると延々と渋滞しているエリアを通るため20kmの道のりに1時間かかるのだが、竜田口なら空港寄りなので非常にアクセスしやすい立地だ。自家用車がない場合でも肥後大津駅経由でアクセスしやすい。

熊本空港からの移動

高校

豊肥本線水前寺駅へ→市電に乗り換え→洗馬橋で降りる」と熊本市で生活したことあるなら誰でも頭に浮かぶルートで移動している。

洗馬橋ということで仁菜が通っていたのは肥後本高校は第一高校がモデルで確定だろう。第一高校は女学校→共学化→共学なのに男子が不在(事実上の女子校)→再度の「共学化」というなかなか変な経歴の高校である。サクラマチ クマモト(交通センター)の裏手にあり繁華街へのアクセスのしやすさで言えば熊本市内の高校でもトップレベルである。

熊本では四高*2(熊本高校・済々黌*3・第一高校・第二高校)と呼ばれる4つの県立高校が偉いとされており、井芹家のこれまでの描写から四高がモデルになるのはごくストレートな採用だ。

個人的な感覚でいえば父親の気性も仁菜の気性も完全に済々黌のそれだと思ったんだけども。なんか堅苦しいとことか気性が荒いとことか非常に済々黌っぽさがある。

ところで23:30から放送している『魔法科高校の劣等生』は魔法大学付属第一高校が舞台なので24:30のガルクラとうすーいリンクが発生している!

辛子蓮根カレー

辛子蓮根とカレーはカレーのスパイスと辛子蓮根の辛子が喧嘩しそうで合わないと思いますが井芹家ではそうなんでしょう。

親に尋ねてみたがやはり合わないだろうと言っていた。辛子蓮根じゃなく蓮根フライのカレーならアリらしい。確かに。

出発

ここぞとばかりに熊本市内の風景が映される。熊本市のメインストリートみたいなところを通るので熊本市圏にいるならほとんどの人が見覚えがある風景だ。

水道町から九品寺に向かうところの白川を渡る橋

大甲橋というらしい。

新市街の入口

高校からサクラマチを挟んだ反対側にある。ウルトラマンティガ43話ではこの辺りがゲオザークに破壊されていた。

通町筋

市電の電停と熊本城をワンカットで映せるのもあって熊本市の象徴的なところ。

熊本市役所も近くにあり、メインアーケード街の下通りの入口もある。

*1:ラブライブ!サンシャイン!!TVアニメオフィシャルBOOKなどに記載がある

*2:熊本市のレストラン「薔薇亭」(ワンピースのバラティエのモデルとされる)でワンピースファンだと言うと「四皇は四高がモチーフになっているんだ」といった真偽不明の話を聞くことができる。適当なことを言っているんだろう。

*3:済々黌高校には高校を付けないのが普通

川崎で買うべきもの:AJIソース

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武井壮です。みんな、アヒソースって知ってるか?俺も認める最強の調味料だ。今回もまたどでかい伝説を作るらしいぜ。アルコ・イリス、その伝説を堪能しろ。

川崎でガルクラさんぽ

川崎でガルクラの舞台を巡ってたら吉野家に到着。

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別に吉野家の牛丼でも良かったのだけど、近くにあるペルー料理屋「アルコイリス」へ行ってみることに。


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ロモ・サルタードなる牛肉・ポテト・玉ねぎ・トマトの炒め物を食む。まあまあ。

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ここで卓上調味料のアヒソースで味変……………………!!!!!!!!!!!!

美味すぎる!!!!!

辛味の中に旨味が閉じ込められたようなソースが肉の美味しさを何倍にも引き立てる。

こんなにうめェソース食ったのは……おれは初めてだ……!

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50mL/100円でテイクアウト可能。
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テイクアウトしてやることはもう確定。

吉野家の牛丼とアルコイリスのアヒソースを合体させて、最強の牛丼「川崎牛丼」を作りたいんですよ〜

(川崎牛丼の感想は後日)

利尻・礼文・稚内旅行のしおり

6/14(金)

初日入り時刻表

羽田 新千歳
09:30 11:05
新千歳 利尻
12:30 13:25

利尻空港でレンタカー受取。利尻ラーメン味楽閉店時間は14:00なので急げば間に合うかも。

店舗ではないところは翌日早朝に行くのも良い。

利尻島

6/15(土)

日の出は03:45頃。旅程にサマータイム施行を推奨したい理由の一つ。

2日目時刻表

札幌(丘珠) 利尻
07:50 08:45
利尻(鴛泊) 礼文(香深)
09:20 10:05
13:15 14:00
礼文(香深) 稚内
17:10 19:05

空港に迎えに行ってレンタカーを返却。フェリーの乗船手続きは先に記入しとくのが良いかも。

礼文島

レンタカーで回る。

  • 澄海岬
  • スコトン岬
  • ゴロタ岬
  • トド島展望台
  • 礼文空港
    • 休止中
  • 桃岩
    • 展望台行きたい
  • [レブンウスユキソウ群生地](

稚内・豊富

レンタカーを借りて夜は豊富温泉に宿泊。

素泊まりなので夕飯は稚内で済ませるのが良いか。

6/16(日)

朝は基本的にはオロロンラインを爆走して稚内を目指す。

稚内や豊富にはガンダムマンホール、ポケふた(ポケモンマンホール)があるのでこれらを回収しつつ向かおう。

稚内 羽田
15:10 17:10

ブラスターマスターゼロ3 衛星エリアの移動

白矢印は通常のワームホールでの移動。

黄色は超次元空間はループのない一方通行*1 になっているので移動先を黄色矢印で記載しています。

超次元空間の遷移図

*1:グラフ理論の用語で「有向非巡回グラフ(Directed Acyclic Graph: DAG)」と呼ぶ