無とは何もないこと

総てがないのではなく「無」という状態があることずら

『マクロス30 銀河を繋ぐ歌声』感想

買ったきっかけ

アニメーションパート監督が佐藤英一ということもあってPS3を買ってマクロス30をプレイしました。 1週目をクリアしたのでひとまず感想を書きたいと思います。

アクション

PSPマクロスアルティメットフロンティアは発売当時にプレイしてたんですけど、似て非なるシステムだったのでかなりプレイする甲斐がありました。 操作感は近いんですがだいぶ印象が違いました。

MUF マクロス30
ガンポッド(照準) だいたい当たる スペックを上げればだいたい当たるが調整が必要
ガンポッド(威力) ザコ敵なら遠距離でも瞬殺 よほど差がない限りはある程度の攻撃が必要
ミサイル 忘れた マルチロックオンして敵に近付いたら一気に突っ込んでいくのはリアルじゃないけど気持ちいい。
弾数制限ができたのも○
ファイター 空が低い 空が低い
ガウォーク 記憶にない 機動と攻撃のバランスが良くて操作が気持ちいい
バトロイド 機動力が高いし格闘の威力も高いのでだいたいこれで行ける 機動力が低いのでだいぶ出番は減った。格闘もメインにするほど心強くはない

バトロイドが弱体化して必然的にガウォークの存在感が上がったのがバルキリーゲームとしての長所になったと思います。 お使いクエストで敵を狩っだりするRPG的な作業感はあってもアクション的な作業感がなくなったのはかなり良かったです。

高速戦闘について

PSPの頃から空が低い(空間が狭い)という問題があってファイター形態で戦うよりガウォークでミサイル撃ったほうが強いという問題点があったんですね。 おそらくそれへの部分的な解決策が高速戦闘モードだと思うのですが…………どうにも出来が悪いですね。

高速戦闘モードは次のような特徴があります。

  • 前方への強制スクロールになるので一切チューンしてないVF-0だろうがYF-29だろうが同じ速度で飛び、スペック差は相対速度で表現される
  • ガウォーク・バトロイドでスクロールの一番後ろに来ると強制的にファイターに変形する
  • ファイター形態は前方にしか攻撃できない(高速戦闘に限らない)

この要素が合わさると「機体が遅いほど敵の後ろを取れるので攻撃しやすい」というめちゃくちゃな状況になります。 本来なら2倍のスピードで飛ぶ機体が相手だったら勝負にならないところ、謎のスクロールパワーが加わってるんですね。 まともなドッグファイトにはならないので回復アイテムを連打しながらミサイルをばらまくといった戦闘でぜ~~~~んぜん楽しくない。 基本的にアクションは良かったですが、高速戦闘モードはいただけなかったですね。

ストーリーについて

『過去を書き換える力を持つ遺跡によって過去作のキャラが2060年に召喚される』という要素でオールスターゲームになってます。 しかし、実際のところアルト・シェリル・バサラが目立つ程度でその他のキャラはほとんど空気ですね。 ミレーヌなんてアルト・シェリルの次に加入するにも関わらず加入後はバサラが出てくるとき以外はほぼ出番がないです。 オリジナルの主人公とヒロイン(ちなみに千菅春香のデビュー作です)の物語が中心に来るのは良いんですけど、本当に絡みが全然なかった印象ですね。 オズマがバサラに会いたがる描写があったりと小ネタレベルだとクロスオーバー要素も存在してるんですけども。 オタクっぽい小ネタの拾い方はマクロスFのノベライズでも感じたことですが、小ネタばかり目立ってもなあと思いました。 小太刀右京はノベライズの仕事だけやってたほうがいいと思います。

アニメーションパート

最初から特に期待はしてなかったけど、これだけを目的にして買うものではないですね。 キスダム第三節(無印の方)よりも絵が止まってるので紙芝居が一部動く程度みたいなものでした。 バルキリーはCGなので動いてましたが。 アニメーションに力が入ってる作品ではないので、特に言うことはないです。