無とは何もないこと

総てがないのではなく「無」という状態があることずら

北京旅行の感想

行ってきました北京

http://www.nanabunnonijyuuni.com/news/archive/?511758

「2週間切ってから海外イベントを発表されてもな~~~」と思ったら予想外に安く行けた北京旅行のことをブログに書くのをすっかり忘れていたので、いまさらながらまとめましょう。

COVID-19が出る前に中国旅行できたのは本当に良かったです。

計画編

http://nes-2-dolphin.hatenablog.com/entry/2019/11/07/213839

1日目

中国に向かう

金曜27:00(土曜3:00)に出発という深夜便なので終電近くの電車で羽田に行きます。

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夜の羽田はなかなかキレイ。と言っても長居するほどでもないのですぐに戻ります。

羽田空港に着いたら海南航空の窓口でサクッと手続きを済ませてもまだ1時前。暇だ~~~~~~~~~~。

MUFGゴールドプレステージ(相当)のカードがあるので、カードラウンジで三四郎オールナイトニッポンを聞きながら暇をつぶします。深夜なので空いてて良いですね。成田は出国審査後にカードラウンジがなくて非常にダルかったのでその点でもとても良いです。

搭乗するまでは当然ながら特に変わったことはないです。

まず驚きなのが、CAの制服がチャイナドレス風なところ。既に異文化交流感あり!

アメリカン航空の成田↔ロサンゼルス便は日本人スタッフもいて日本語での案内もあったりしたのですが、海南航空の羽田↔北京は日本語での案内など一切ありません。中国語か英語です。飛行機の案内は簡単な英語しかないのでまあ大丈夫です。

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機内で数少ない日本語要素がこの音楽プレーヤーでした。「ひなたざか46」「はやみ さおり」と表記が怪しいのもご愛嬌。紅蓮華とかKing Gnuの白日とか他にもいろいろ。

他に韓国のヒットソングもありました。

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3,4時間程度のフライトなのに国際線だからか普通に機内食が出ます。羽田-那覇も3時間やぞと思わなくはない。

なんかおかずの盛り付けがおいしくなさそうだけどまあ普通でした。温かいパンが出てくるのは良かったです。

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機内食のヨーグルトを食べていると隣に座っていた中国人のおばさんが話しかけてきたのでせっかくだからと筆談してみることに。

中国ではヨーグルト(酸奶:スアンナイ)が人気あるとかそういうのとかをGoogle翻訳を駆使して会話。機内Wi-FiはないのでGoogle翻訳のオフラインファイルを先にダウンロードしてて助かりました。

上のは「中国人は旅行客大歓迎」「北京には一人来たんですか?」「あなたの見てる漢字は繁体字だけど大陸では簡体字を使う たとえば張-张」という意味になります。

ちょうどKindleに中国語を勉強する本があったのでそれを見せながら「計-计」「車-车」と手書きしてわかるよ感を出したりしました。

出発前に1週間ほど本を読んだだけで大学の第二外国語で中国語やってたときよりよっぽど簡体字が読めるようになってました。

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3時間ほどのフライトで5時過ぎ(日本時間では6時過ぎ)に到着。到着したは良いもののなんと機内で1時間待たされるという早速の洗礼。

SIMカードを香港SIMに入れ替えたり、百度地図や乗換検索アプリやらをインストールして適当に暇を潰しました。

めちゃくちゃ結局着陸してから1時間20分でようやく降りることができました。

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空港から市街地まで電車で移動します。中国ではあらゆる駅の入場口で空港の簡易版のような荷物検査されますが、みんな慣れたものであまり混雑は感じませんでした。

空港から出ている電車は北京市地下鉄とは別の路線なので料金体系が別になっていますので、ひとまず地下鉄東直門駅まで向かいます。もちろんアリペイを使って払います。

そして地下鉄での乗り換え。

地下鉄は一卡通(イーカートン)というSuica的なやつがあるとのことなので東直門駅の乗り換えのところの窓口で購入。

「我求一卡通」とメモ帳に書いてアリペイ画面を見せると、アリペイは使えないとの返答。銀聯カードを見せてもダメ。嘘やん。

仕方がないので現金で払いました。20元のデポジットがあるので100元紙幣を出して80元をチャージしました。これがこの旅行唯一の人民元紙幣の使用です。

あとから考えると、乗換ゲートでの窓口なので簡易的なものしかなかったのかもしれないです。

東直門駅の普通の出入り口の方だとアリペイで買えたんでしょうかね?

紫禁城でさっそく疲労

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リスアニライブまでは時間があるので朝から予定通り紫禁城観光します。

紫禁城には入るときにはかの有名な天安門を通ります。

政治的な意味合いも非常に強いためか厳重なセキュリティで荷物検査があります。

並んでると日本人旅行者が「みんな共産党員なのかな」などと会話してました。

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天安門の道路を挟んで向かい側が天安門広場ですが、めっちゃ広いということ以外は特に何もわからなかったです。

紫禁城は北京有数の観光地だけあって非常に人が多いです。日本でも中国人が多い観光地は多々ありますが、本場中国の観光地は中国人がめちゃくちゃ多いです(当たり前)。

キョロキョロしながら写真を撮ったりしてると「一人で旅行に来て写真を撮りたいけど頼みづらいな~。あ、一人の人いるから頼んでみよう」というノリで垢抜けない大学生くらいの女の子が話しかけてきました。

残念ながら何言ってるかわからなかったです。とりあえず首を傾げて何言ってるかわからない感じを出しながら「我是日本人」と返答しました。

やらかした感のある表情でどうしようとなってたのですが、iPhoneの使い方はわかるので「OK, take a picture?」と英語で話して撮ってあげることにしました。

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ついでにこちらも撮ってもらいました。

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そして天安門を通って紫禁城(故宮博物院)の中へ入ります。故宮博物院はあらかじめネットで入場チケットを購入しておくのが推奨されているのですが、中国の電話番号がないと買えません。出発前に代行サービスで予約しておくのが良いです。

代行サービスで予約しているならば、外国人向けの窓口などはスルーして入場の荷物検査に直行できます。予約時にパスポート番号を入れるのでパスポートが入場券代わりです。

各言語の音声ガイダンスも販売していたのですが、現金しか使えないのと時間が読めないことからスルーしました。

その紫禁城の中ですが、とにかく広いです。あまりじっくり見てないのに1時間以上かかりました。

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お土産屋で買った「大清王朝」の扇子。

BICAF 2019(1日目)

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BICAF会場の国際展示場へ。

駅の西側に国展があるのですが、入場受付が西側の駐車場なのでめちゃくちゃ歩かされました。駐車場で受付したあと入口(E4とW4の間)まで移動して合計で700mくらいは歩かされたでしょう。紫禁城で歩いて疲れたところにこれは大変でした。

会場周辺の地図/@12974863.966873743,4849400.182652919,16.74z?uid=6eddbe9e7ca531189122e03a&ugc_type=3&ugc_ver=1&device_ratio=1&compat=1&querytype=detailConInfo&da_src=shareurl)

リスアニライブ座席は入場受付時に先着順で決めます。通路側を確保しました。

会場内へ

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PUSHは「押」ではなく「推」。確かに"推進"とか「推」の方が"押印"や"押下"の「押」よりもPUSHに近いのかと納得します。

また、PULLは「拉」でした。

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アニプレックスブースの一角に22/7コーナーがあり、メンバーのサインも入ってました。

リスアニ!ライブ北京

出演アーティスト

名前の聞き覚えがないLiyuuさんは上海のコスプレイヤーです。ステージに出ていきなり日本語で喋りだしてびっくりしました。この前の冬コミに来てたらしいですね。

現地での人気はダントツで新田恵海さん。next artistで表示されたときの歓声がすごかったです。

中国人はライブでも立つ習慣がないのか、座っての観覧になりました。おかげでちょいちょい寝そうになりました……。

夜の北京

夜の北京をさまようように散歩したりしました。治安の悪い都市ではないですが、外国を一人でふらふらするのはあまり良くなかったかなと思います。

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一人火鍋。これで一人前、60元(900円ほど)です。

辛かったので「我求水」と書いて店員に見せたところ、ぬるま湯が出てきてびっくり😖。

調べたところ、中国では冷たいものは健康に良くないとされているらしく冷水は飲まないらしいです。勉強になりました。

火鍋自体は上野で食べた火鍋と同じように美味しかったです。気軽に食べられるのはコスパ良いでしょうね。

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同じビルに熊本ラーメン味千ラーメンがあって驚きました。

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ホテルの近くにお土産屋みたいなとこがあったので物色。日本だと見かけない蹄付きの豚足を購入して食べたりしました。

2日目

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中華民族一家族 同心共築中国夢」といったスローガンが普通に街中に現れるのが北京っぽい。

BICAF 2019(2日目)

ステージイベントは22/7トークショーとスフィアトークショーを見ました。

司会の人(どちらのステージも同じ人が担当)がめっちゃ日本語上手でした。

みうについて「自分の守りたいものにはとことん頑張る意外と芯の強い女の子です」と説明していたのは今思うとそういうことねという納得があります。

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22/7ステージのあとに持ち込んだ『何もしてあげられない』のCD10枚ほどを近くに座っていた中国人に「友達とかに配って」と渡したらめっちゃ喜んでもらいました。

なんか写真を一緒に撮ろうと言ってきたので写真も撮りました。

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物販にアクリルチャームがあったので記念に1個購入。

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前日に撮りそこねていたサイン一式をアップで撮影。

昼食

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屋台の炒飯12元(180円)の炒飯。辣油と味の素がぶちこまれててめっちゃ美味しかったです。ちなみに、レンゲやスプーンではなく割り箸で食べました。炒飯でレンゲ使わないなら使う機会がないのでは?

地下鉄

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国家機密を守りましょうみたいな広告が結構強烈です。他に文明的な地下鉄にするために大声で喋ったり飲食したりしないようにしましょうみたいな広告もあったりとなかなか車内広告も強烈。

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車外の壁に映像を投影する広告で地下鉄の外に動画が流れてます。ハイテクってほどハイテクなわけではないと思うのですが、ハイテクっぽさがあって面白かったです。

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駅の手荷物検査の様子です。「一分安検 十分安全」という標語がありました。

北京オリンピック会場

前日から歩きすぎて疲れていたので万里の長城には行かずのんびり過ごすことにしました。

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特に行くところも決めていなかったので北京オリンピック会場でふらふらと時間を潰しました。

北京オリンピック公園駅前にはローソンがあったり日本語、韓国語、フランス語などの案内板があったりと多国籍な感じ。

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ローソンでモンスター(北京産)を買ったところなんだか日本のモンスターより薄い気がしました。

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カフェ(COSTAというイギリス企業)の緑茶の値段がなんと32元。炒飯の2.5倍超の高価格です。

それにしても日本のカフェのような抹茶ラテなどの甘味としてのものだけでなく普通の緑茶がカフェで売られてるのは驚きでした。

旅の終わりに

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北京に行った声優が訪れる決まりでもあるのかというくらい頻出の花家怡園のザリガニ🦞とも写真を撮りました。

この店がある東直門内大街は北京餐飲特色街というレストラン街らしく多くの店があったので複数人での旅行ならこのあたりでディナーを取るのが良いんじゃないかなと思います。

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ローソンやファミマで見かけた「日本国株式会社元気森林」なる謎の会社の謎の商品たち。

きゅうりサイダーという意味不明な飲み物は買っても良かったかなあとちょっと後悔してます。

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コンビニ(ファミマ(全家))で売ってた麻花(マーホア)。はちみつかりんとうみたいで美味しくてオススメです。

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一卡通を返却しようと駅の窓口に訪ねたらここじゃないと言われました。

メモ帳を渡すと「上楼」、つまり上の階(駅窓口は地下1階なので地上1階)とのことです。

東直門駅の中ではなくバスターミナルやマクドナルドの近くにある「北京市政交通一卡通东直门营业厅」が返却場所でした。知らないと絶対に迷います。

結局80元のチャージのうち半分も使い切りませんでした。地下鉄の運賃が安かったのが大きかったですね。

帰国

東直門駅で迷ったら、今度は北京首都国際空港で迷いました。

国際線はパスポートを提示して入るエリアに搭乗手続き窓口が設置されていることに気付かず、海南航空の搭乗手続きをする場所を探しました。

搭乗口に着いたのは搭乗開始10分前と国際線にしてはギリギリな時間になってしまいました。

余裕を持って行動したいですね。

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時間帯もあるかもですが、帰りの機内食の方が行きよりも美味しかった気がします。

羽田には1時前に着いたのでバスとタクシーを使って帰宅。翌日は普通に出勤しました。

振り返り

言葉

大学の第二外国語で中国語選択だったり、行書をかじったりしてたこともあり、簡体字はわりと読めました。まちなかで見る言葉の3割くらいはなんとなく意味がわかるのが予想以上に安心感がありました。

最低限、ごんべん「讠」「訁」、かねへん「钅」「釒」、しょくへん「饣」「飠」が読めるだけでだいぶ違うかなと思います。

金額

中国で使用した金額は

  • 現金:100元(一卡通)。ただし返却時に返金されたので50元以上戻ってきた
  • アリペイ:475元ほど。行く前にチャージしたのが500元なのでわりとちょうど。
  • クレジットカード(銀聯カード):0元。使えるところが全然ないうえに使う機会も特になし。

日本で購入した飛行機代、ホテル代をあわせても5万円以内で済む非常にリーズナブルな旅になりました。中国で使った交通費よりも帰宅するときに使ったタクシー代の方が高かったです。

安くて良い旅だったし中国旅行はまた行きたいですね。

行くなら重慶重神機パンドーラ聖地巡礼でしょうか。