無とは何もないこと

総てがないのではなく「無」という状態があることずら

2017年夏アニメ雑感

放送終了順に

サクラダリセット
サクラダリセット、、、100点!!」でおなじみ。
最初の3話に顕著だった「話通じなそう感」が相麻菫の心情表現とリンクしていて最終的にはスッキリと気持ちよくまとまってくれていた。2クールとはいえ9月前半というわりと早い時期に終わってたのも爽快感の一因かも。
10話以降は相麻菫が話を動かすようになっていて、それを最終的にケイが打ち破る流れはやっぱり美しかった。


Re:CREATORS
「レクリエーターズ、、、、、5点!!!!!!」でおなじみ。
話数はサクラダリセットより少ない22話ながら「落としたわけではない予定通りの特番」が2回もあった。そのわりにはどうでもいい話が延々と続いていた。1クールの方が綺麗にまとまったんじゃないだろうか。
オタクのどうでもいい後悔とか内容のないまがねちゃんの引っ掻き回しとかなんだったんだという要素が多々あるのが難点。一番よく描けていたのは創造主と被造物の関係性だったのでそこに注力して描いてくれたら面白かったのかなあと思う。
毎週の見るときに謎の気合が入るアニメだった。

異世界食堂
OP曲が最高でした。
内容についてはとくに感想はありません。

アホガール
アホのよしこが周りに害悪を振りまいてあっくんに制裁されるという序盤の流れはめちゃめちゃ面白かった。途中からネタ切れなのかテコ入れなのか、よしこといろんな人の絡みが中心になってしまい際限なくイライラするだけで全く面白くなくなってしまった。
以前原作を読んでたときも同じように感じて途中で読むのやめたような記憶がある。


徒然チルドレン
アホガールと連続してる放送時間なので、やはり比較してしまう。
序盤はアホガールの爆発力で印象が薄かったが、アホガールが辛くなっていくのと対照的に積み重ねたものがドンドン威力を増していってとても楽しく見れた。
見やすさと面白さが両立していて気楽なところも良い。
円盤もBD出てたら買ってたかなあ。


活撃 刀剣乱舞
時間遡行軍について深掘りしてないのに歴史を守れてるのかという葛藤がどうにもチグハグに感じた。どうにも戦闘に意味を見いだせないというか。
終盤で突然函館に行ったのが意味不明すぎたりと、話が一本のドラマになってなかったと思う。
坂本龍馬回は坂本龍馬陸奥守のドラマが綺麗に収まってて良かった。

ナイツ&マジック
序盤は勢いがあって良かった。
しかし、インフレが急激すぎて話のテンションについていけなくなってしまった。
研究所とのコンペ回あたりから怪しかったけど、空中戦が基本になってしまうのは流石にやりすぎだと思う。
それでもエルの純粋な異常性が話の筋を繋いでいるので全体的にはまあ楽しむことができたかな。
エル役の高橋李依さんの演技がとても良かったです。


プリンセス・プリンシパル
いぇえええええええ!何言ってるかわからなし。
というのは置いといて、OPのサビのところ映像と曲が噛み合いまくっててめっちゃ気持ちよくないですか?やばいよ

本編はですね、4話が好きなんですねぇ。いろんな要素がごった煮されててグツグツ作られてるのが実に濃厚なものになっていますね。


NEW GAME!!
ゆうゆうの初主演作が2期作られるような人気作になって嬉しいよ。
2期はシリアス要素がドンドン入ってきて凄く面白かった。その結実がキービジュアルコンペ回だったと思う。
ただ、キービジュアルコンペ後の話はどうにもエピローグ的な印象が否めなかった。コンペまでがシーズン2でコンペ後はシーズン2.5といった具合の立ち位置に思う。
青葉の立ち位置が(作品としてもイーグルジャンプ社内においても)固まってしまったので、コンペ後は青葉以外のキャラの掘り下げが行われていたけど、前半のように物語を動かすというものではなかった。しょうがないのかな。

18if
やっぱり2話で一気に引き込まれた。1話は画面の見せ方重視で話はよくわからなかった(設定も把握してない頃だし) ところ、2話で綺麗事をぶった切る展開に痛快さがあった。
逆に6話などなんやねんというような回もあったりして一長一短の度合いが非常に大きかった。各話個別に監督がいるシステムが上手くハマったように感じる。

10,11話でビシーッとぶち決めたと思ったら締めの12,13話がなんかふわふわ~としてたりと最後まで良くも悪くも(文字通り褒める意味でも文句の意味でも)予想がつかないアニメだった。とにかく普通であろうとしないアニメだった。
好きなのは2,3,4,5,8,9,10,11話でしょうか。


時間の支配者
「時の契り…発動!!!」←これが1回しかないのおかしいやろ!!!!!!
『ケイ(漢字知らん)』の人間の時間を食らう設定も1話くらいでしか描かれてないが、この1話の展開・演出などかなり良かった。
逆に言うとだんだんと物語が退屈な内容になっていったように思った。
超高速トランプミサイルのようなケレン味のある技がこのアニメの見せ場になっているだけあって、戦闘シーンは毎回見ごたえがあるアニメだった。 「加速!」「減速!」と叫ぶのがアクセントになって気持ち良さに繋がってたのかな。
あと、戦闘中にキャラがCGになってカメラをぐるーっと動かすような演出が印象に残った。


戦姫絶唱シンフォギアAXZ
シンフォギアシリーズは1期1話と2期2話くらいしか見たことなかったんですが、前半はノリが良かったですね。1話のヘリコプターのドアを通り抜けるミサイルとかかなり面白かった。
戦闘作画は毎回良かったですね。続いてるシリーズだけあるというか。
物語面では錬金術師側のエピソードが好きだった。3人の絆が感じられる要素が多々あって法月仁(法月仁としか呼んでないので名前忘れた)との因縁がありそうなところにもどうなるのか期待していたんだけど、カリオストロがあっけなく死んでしまった(死んでないが)あたりから、なんとなく積み重ねが崩れてしまったように感じてしまった。
もっと敵の錬金術師たちの描写に踏み込んで描いてほしかったと思う。


闇芝居 5期
3期はクリーチャーワンパターン、4期は意味不明投げっぱなしオチと全く面白くなかった闇芝居シリーズ。「5期は全員女性脚本家!」という何をプッシュしたいのかわからないキャッチコピーでどうなることかと思ったら5期は面白いんですよこれが。
気色悪い化物をドーンと出して「はい怖かったでしょー!」みたいなのとか、よくわからないせいで「うん、よく考えると怖いかもしれないな」みたいな怖いのか怖くないのかわからんようなのとかじゃなくて、ちゃんと怖いんですよね。
怪談話は起きている出来事そのものよりもそれをどう見せるのかの方が重要なんでしょうね。