無とは何もないこと

総てがないのではなく「無」という状態があることずら

2017秋アニメ雑感

パラスポーツ×アニメ

ブラインドサッカーやばすぎワロタ。トルネードストライク!!!!
多分2020年まで延々と再放送し続けると思うのでまだ見てない人は是非チェックすべき。

GLAMOROUS HEROES

なんだかんだで完走してしまったグラマラスヒーローズ。イェイイェイイェイウォウウォウ
クッソ棒なキャラが多々いたりフォントが中華フォントだったりするし粗は目につくがテンポの良さが強かった。
例によってBDは出ないと思われるので録画は消せないやつですね。

ネト充のススメ

まあ、普通に面白かったと思いますよ。
30代の恋愛を描くアニメってあんまりないんで、その辺は新鮮でしたね。
監督が円盤が本物でTV版は間に合わせみたいな大言壮語してたわりにほとんど差がなくて何言ってんだって思いました。

十二大戦

この作品、「お約束」をめちゃくちゃ重視してました。
各話ごとに回想シーンに入るところと死ぬところはしっかり抑えてる(死なない回もあるけど)とか全体を見ると死ぬ順番が十二支の逆順なこととか。
あとはセルルックCGの戦闘シーンとしてはTVアニメでも最高峰に位置するクオリティだというところも見所として用意してあって良いですね。
特に上記の要素を取り揃えた9話は最高だったと思います。

キノの旅 the Animated Series

キノの旅は原作既読なので話の流れとしてはだいたい知っていたのでそのあたりの驚きはなかったけど、アニメ作品としては上手くまとまってたと思う。
思い返すと5話の『嘘つき達の国』や7話『歴史のある国』とか9話『いろいろな国』とかのハートフル回不条理回ギャグ回スプラッター回諸々みたいなキノの旅っぽい回のほうが好み。
そもそも『コロシアム』とか『船の国』とかいわゆる重要回はあんまり好きじゃないんですよね。
まあ、全体的には楽しめたと思います。一番良かったのはやっぱり9話かな。

王様ゲーム The Animation

この作品、設定もガバガバだし展開もご都合主義だらけだし欠点はいくらでも挙げられるアニメなんですね。
でもそんな欠点は問題じゃないんです。それどころかその欠点をむしろ展開の勢いに変えて面白くすることができることを証明していたと思います。
全体を見ると第一部パートはその荒削りなところを見事に出してくれたと思います。
人気投票の結果を無駄に焦らして窓から飛び出たり炎上しながら淡々と喋ったり。

でも第二部は粗が引っかかってパーフェクトじゃなかった 。原因はマンネリなのかなという気がします。
携帯小説原作のデスゲームモノは他にカラダ探しの漫画を読んだことがあるんですが、キャラを変えて第二部って続くけど第二部はマンネリをおこすから圧倒的に第一部の方が面白いんですよね。

ウルトラマンジード

いや、アニメじゃないですがここに書いときます。
ギンガS・X・オーブと続いてきた小林雄次&中野貴雄の黄金シリーズ構成の暗黒時代がついに終わって新たな風が吹いた最新作が出てきてくれました。
ベリアルの子供という要素を抑えてテーマを完遂してくれた傑作だと思います。
心が読める宇宙人みたいな露骨なクソ回もあるけど、1話完結作品のバラエティの豊富さはそういうクソ回があっても挑戦するところから生まれると思うので必要な犠牲でしょう。

アニメガタリズ

PVによると4話から10話が面白い作品らしいが、良くも悪くも11話からが最強でした。
実名を出すか出さないかはかなり検討したらしいけど最終話で「妹さえいればいい。」を実名で出してくるのはそれまで実名を出さないところが効いた気がする。
序盤は温泉行ったりとかアニメも語らず展開としても普通のアニメって感じで全然面白くなかったが、終盤のアニメであることを徹底的にメタった展開は非常に良かった。
メインキャラの上井草有栖が帰宅部活動記録声優である千本木彩花さんなのでその辺の展開に帰宅部を重ねてしまうところもありますかね。

妹さえいればいい。

本編からEDにフェードインする作品はいくつも見てきたけど本編からOPへフェードインする作品は初めて見た。演出は最先端のものだった。
各レーベルの作品を実名で出してくるしかなり力が入った作品だったと思う。
3話の突発的に旅行に行くやつが一番好き。
アニメ化がクソだったからショックを受けてって流れはアニメガタリズでどんな作品にもファンがいるんだってやってるところと被ってて、悪い意味でタイムリーだった。
最終話の「アニメはクソだったけど原作は神」みたいな原作ファンに救われる描写は俺の好きなアニメを叩くやつの台詞まんまだったので流石に駄目だった。

ラブ米 二期作

そもそも全話完走してないけど、まあ書いておきます。
ディアホライゾン(被)とか周りのアニメがクッソつまらなかったのとそもそも放送時間が遅いのもあってあんまり見る気がしなかった。
一期と特別変わったことはないと思うんですけど、まあ飽きちゃったんですかね。

Just Because!

1話の吹奏楽部の演奏に合わせてバッティングするところはバシッとはまってた。
本来はああいう演出をぶち決めるタイプの作品だと思うんだけど、その辺の演出があんまりキマってなかった。
絵コンテ・演出が2,3人いたりするようなのが常態化してたり、作画監督に『ランチ・BOX』と制作会社がクレジットされてたりと制作体制がぶっ壊れたからそこまで手が回らなかったということなのかなと思ったりもする。
ぶっ壊れてるわりにはアニメとしてはきちんと成立してた。成立してたけど、成立してた止まりかな。
あと、シナリオについて大学受験への価値観とか就職するやつに羨ましいと言ったりするのとかがよくわからなかった。
そのあたりでも自分にピースがはまらなかったかな。

バトルスピリッツ 少年激覇ダン

今期覇権アニメ
これ以前に見たバトスピアニメがダブルドライブだけなのもありルールをほとんど把握してないに等しい状態だった(ダブルドライブではルールを説明してくれない)けど、少年激覇ダンではルールをきちんと説明してくれるのでどんなバトルなのかわかるようになった。後期にいたってはEDでまで解説してくれて非常に親切だった。
1年間のシリーズとして盛り上がりどころが各所に配置されているのできれいに話が流れていったように思う。
異界王に負けたあとのダン復帰後初戦がかなりキてたのであそこが一番好きかも(逆にその後のクラッキーとのタッグバトルがなんかよくわからん揉め方してたのは×)。


こんなツイートがあったのですが、少年激覇ダンは仲間にも敵にもバトルするキャラがたくさんいるしゲストキャラもたくさんいるし砂漠以外にも行くのでダブルドライブと比較するのはちょっと難しいですね。
ダブルドライブが少年激覇ダンを意識してるつくりだいうのは思います。

ラブライブ!サンシャイン!!

2017年の締めくくりのアニメとして最強すぎた…………
5話では『すべてに意味がある』、7話では「98%」とバトルスピリッツ要素をこれでもかと放り込んでくるのは予想外だった……
放送前にダブルドライブを完走しておいたがためにザルク兄さんを感じられたのは予想外の一撃だったし、ラブサン2期5話だけでダブルドライブを全話見る無の行為の元が取れたというのは真剣に思いました。

それはともかくとして、ラブライブ!サンシャイン!!は1期11話『友情ヨーソロー』にガツンと食らったのが強かったんですね。
2期は『想いよひとつになれ』のライブシーンを超えてほしいと思いつつ、あれを超えてくるのはできるのかというのはわからなかった。
2期最終話『WONDERFUL STORIES』のライブシーンは何もかもが最強だった。前半のこれまでのフォームチェンジを全部出してくるのもそうだし、後半の浦の星を締めくくる箇所も総決算のライブとして収束するようになっていたのが完璧とし か言いようがない。
ストーリーについてはどっちが上って言えるものではないけれども、ライブシーンはTVシリーズの総決算である2期最終回が最高のものを決めてくれたからこそ綺麗にまとまったと思えました。
TVシリーズが浦の星の終わりまで描ききってくれたので、劇場版ではメンバーが再結集するという次の話になるのかなと思うので安定して期待ができそうです。